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日本基督教団平安教会について
- 激動の幕末に脱国し、米欧に学んでキリスト教の洗礼を受けた新島襄は、同志社大学のルーツとなる同志社英学校を創立した翌1876年、京都に三つの教会を設けます。そのうち第一公会(教会)と第三公会(教会)が合同して、私たちの平安教会となりました。第二公会(教会)は同志社の学生や教職員を中心とした教会で、一方の平安教会は「町衆の教会」という位置づけでした。平安教会はおよそ50年前にまちなかの烏丸三条上ルから岩倉へ移転しましたが、時代が移り変わっても「京都の町の教会」としての使命を担い歩んでいます。
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このプロジェクトについて
- 平安教会は、来年に創立150周年を迎えます。今の会堂は築52年を経て老朽化も進み、リニューアルの必要が出てきました。主に耐震補強を施して、礼拝堂を新しくし、トイレを改修します。礼拝はもちろんですが、地域に開かれた場として、パイプオルガンのコンサートやこどもの発表会、落語会などを安心して開催できるようにしたいと思っています。
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始まりは町衆の教会
- 1875年、京都に同志社大学のルーツとなる同志社英学校を創立した新島襄は、翌1876年に満を持して京都に三つの教会を設立し、新島襄は日本で最初の日本人牧師となりました。その三つの教会の中の一つ「京都第三公会」(当時は“教会“ではなく”公会“と称しました)は東竹屋町にある一人の宣教師の自宅で行われた小さな礼拝から始まりました。のちにこの京都第三公会がもう一つの京都第一公会と合同して平安教会となりました。そして1918年、多くの祈りと支えによって烏丸三条上ルに会堂が与えられました。こうして平安教会は京都の町衆の教会として発展してきたのです。
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岩倉に移転 地域に親しまれ
- その後、会堂の老朽化により建て替えを迫られ、財政的な理由もあって、平安教会は1973年に烏丸三条から岩倉に移転しました。移転した当時は不便この上ないところでしたが、まもなくして近くに地下鉄の駅ができ、今ではとても便利なところとなりました。
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- 会堂は、岩倉に移転した当時の小野一郎牧師から洗礼を受け、日本の近代建築運動をリードした建築家山口文象(やまぐち・ぶんぞう)が基本設計を行いました。
ゆったりとした階段を上がっていくと、椿の小径を見下ろせるテラスに続いて会堂のホール、そしてその奥に礼拝堂があります。礼拝堂の北側と南側は天井から床までが全面ガラス窓で、日曜日の礼拝の時には朝の日差しが礼拝堂に広がります。プロテスタントの教会らしく、シンプルですが親しみやすく明るい礼拝堂です。 - 1976年には教会創立100周年を記念して念願のパイプオルガンが与えられ、音楽を通しても賛美と祈りがもたらされました。子どものための日曜学校はもちろん、1978年には幼稚園「愛児園」を開園し、キリストの愛を礎にした幼児教育を担ってきました。
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- 会堂では結婚式・告別式はもとより、コンサートや講演会、パネルディスカッション、町内会の会合、さらには落語の高座なども開いてきました。
会堂だけではなく、1階の集会室や地階の教室も利用して読書会や体操教室、バザー、コーラス、ヴァイオリン教室など多種多彩なイベントを通して地域の方々にも親しんでいただいています。 -
会堂の老朽化が進む
- その会堂が建てられてから52年が経とうとしています。時の経過には抗えず建物の老朽化が進みました。再びの移転も考えましたが、この岩倉の地を開拓伝道の地に選んでくれた信仰の先達の先見の明を称え、その宣教の情熱を私たちも次世代に繋げるとともに、歴史的意義のある会堂を守り伝えていくために大規模改修に踏み切ります。
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歴史的意義ある会堂を守り伝えたい
- 当初は全面的な改修工事を計画していたのですが、今回はどうしても今すぐにしなければならない耐震補強を主に行います。それでも物価高騰の影響で当初6,500万円だった予算は7,000万円にまで増えてしまいました。これを教会員の献金のみで賄うのは大変困難です。京都の地に生まれ、発展してきた平安教会に皆様のご支援をよろしくお願いいたします。
なお、工事は10月からすでに始まっており、第一段階として地階の改修を12月のクリスマスまでに終え、クリスマス礼拝は静かに迎えられる予定です。現在の礼拝堂でのクリスマス礼拝は今年が最後になりますので、皆さまぜひお越しください。 - クリスマス主日礼拝 12月21日(日)10時30分~
クリスマスイヴ燭火讃美礼拝 12月24日(水)19時~ -
- 第二段階はいよいよ礼拝堂の改修です。2026年1月から始めてゴールデンウィーク前には終える予定でいます。
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リターンについて
- 平安教会のクラウドファンディングにご支援を頂き、まことにありがとうございます。
私どもは財政的にけっして豊かではありません。頂きましたご支援に対して十分なお礼の品をお返しすることも容易ではありませんが、教会員の心からの感謝と祈りを込めて返礼品をご用意させていただきました。ご笑納いただければ幸いでございます。
ご支援いただきました皆様に神様の豊かな御恵みがありますようにとお祈りいたします。
ご支援いただいた方のお名前は「クラウドファンディングご支援者様」芳名録に記して教会内に納めさせていただきます。 -
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リスクとチャレンジ
- クラウドファンディングの設定金額に達しなかった場合でも工事は続けていきます。ご支援いただいたお金は現在および今後の改修工事費用の一部に充てさせていただきます。
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新島襄の思いの継承にご支援を
- 皆様から頂いたご支援を活かして無事に改修工事を終え、150年の歴史を持つ平安教会がさらに歴史を紡いでいくことを願っております。
そして、教会を設立した新島襄の思いを継承しつつ、「共に生きる」というキリストの愛の業に導かれて、これまで以上に地元の方々や地域に開かれた教会になりたいと願っております。 -
賛同者メッセージ
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