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【新たな返礼品を追加しました】
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【限定公開】南座新開場記念 「第26回 都の賑い」
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「芸妓・舞妓」厳選セレクション【五花街「宝袋」】
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世界を魅了する「五花街」の芸妓・舞妓
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「京都五花街」 祇園甲部・宮川町・先斗町・上七軒・祇園東
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- 皆さまはじめまして、「おおきに財団」で広報を担当している榎本直樹と申します。学生時代に伝統芸能の公演を行う「ギオンコーナー」でアルバイトをしたことがきっかけで花街(かがい)の文化にほれこみ、その保存・継承に取り組む「おおきに財団」で仕事をするようになりました。
京都には「五花街(ごかがい)」と呼ばれる、祇園甲部、宮川町、先斗町、上七軒、祇園東の五つの花街があり、それぞれの花街で、春と秋に「をどり」が開催されます。
芸妓・舞妓は「をどり」で舞や唄、三味線など日ごろより厳しい稽古で培った伝統伎芸を披露して世界中の人々を魅了し、そして、お座敷ではご贔屓(ひいき)のお客様に心のこもったおもてなしをして、花街の文化を支えております。
わたしたち「おおきに財団」は、「五花街」を愛し、未来に残したいと考える有志が集まり、平成8年に発足した公益財団法人です。それから20年以上、京都五花街合同公演「都の賑い」の開催、舞台発表の場である歌舞練場の改修、それぞれの花街の催しの助成など、「五花街」の伝統伎芸や伝統文化の保存・継承に励むとともに、「ギオンコーナー」での公演を通して日本の伝統文化の素晴らしさを発信しています。 -
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新型コロナの影響から、芸妓・舞妓を守り、花街の文化を残したい
- 「京都」といえば、神社仏閣、京料理、京菓子などを思い浮かべる方も多いかと思いますが、「舞妓」や「芸妓」、「花街」を真っ先にイメージされる方も多いのではないでしょうか。
芸妓・舞妓が舞を披露する歌舞練場や伝統的な町並み、そして何より芸妓・舞妓による磨き抜かれた伝統伎芸やおもてなしは、京都という都市のブランドを一層高めていると言っても過言ではございません。
しかし、いま、京都の「宝」ともいえる「五花街」の芸妓・舞妓、そして長きにわたり育まれてきた花街の文化が窮地に立たされています。 -
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「をどり」の機会が失われた芸妓・舞妓
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春の「北野をどり」「都をどり」「京おどり」「鴨川をどり」… そして五花街合同公演の中止が決定
- 新型コロナウイルスの感染が広がり、毎年春に開催される「北野をどり」「都をどり」「京おどり」「鴨川をどり」は軒並み延期や中止になりました。そして私たち「おおきに財団」は、これらの「をどり」が中止になった分まで、6月にはにぎやかな催しを開きたいと願っていました。しかし、おおきに財団が主催する五花街合同公演「都の賑い」もまた、中止を余儀なくされました。
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- 【写真:「をどり」の中止について説明を聞くマスク姿の芸妓・舞妓たち】
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秋こそは… 思い叶わず。2020年、芸妓・舞妓が舞台に立つ機会がすべて失われることに
- 中学を卒業してこの花街の世界に入り、お稽古事に励み、今年初舞台となるはずだった舞妓たち、舞妓から芸妓になって一段と磨かれた伎芸を披露するはずだった芸妓たち、芸妓・舞妓一人ひとり「をどり」に懸ける思いがあり、このような形での中止は残念でなりません。そして、秋こそは「をどり」を開催できることを願っておりましたが、6月に中止が決まり、今年芸妓・舞妓が舞台に立つ機会がすべて失われることになりました。
また、この4月から5月にかけて、各花街のお茶屋は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、自治体からの休業要請に伴う営業自粛に入りました。その間、芸妓・舞妓はお茶屋に呼ばれること、つまり、「お座敷」でおもてなしをする機会がなくなり、6月から再開したとはいえ、以前のような活気溢れる花街にすぐには戻りそうにありません。
このような状況では、廃業する芸妓・舞妓、お茶屋が出てきて、先人たちが築きあげてきた花街の文化が未来へと継承されず、京都の「宝」を失うことにつながりかねません。 -
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おおきに財団の思い
- 「おおきに財団」では4月末、各花街にこの苦境に耐えてもらえるように、芸妓・舞妓の在籍人数に応じ(一人当たり10万円)助成金を支給しましたが、それだけでは決して十分な支援とはいえません。
本来であれば「おおきに財団」自らがさらなる支援を行うべきですが、財団の主な収入源である「ギオンコーナー」も新型コロナウイルスの影響を受け、休演が続き収入がなく、独自支援がたいへん厳しい状況にあります。
わたしたちは、夢を持って花街に入り、日々厳しい稽古に励んでいる芸妓・舞妓の明日を閉ざしたくはありません。そして、「五花街」の灯りを消したくはありません。同じ気持ちをお持ちの方は、京都だけでなく日本全国にたくさんいらっしゃると思います。ならばその力をお借りして、皆さまとともに芸妓・舞妓の未来、そして京都の「五花街」の未来を支えたい。わたしたちはそんな思いから、このプロジェクトを立ち上げました。 -
- 【写真:休演が続くギオンコーナー】
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皆さまからの支援金は、各花街に分配
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祇園甲部97人、宮川町64人、先斗町47人、上七軒24人、祇園東19人の計251人。お茶屋121軒
- 五花街の春秋の「をどり」中止で失われた収入を補うため、「おおきに財団」では8000万円の支援金を募ります。クラウドファンディングではこのうち1000万円を集めることを目標とします。京都の五花街の芸妓・舞妓は現在、祇園甲部97人、宮川町64人、先斗町47人、上七軒24人、祇園東19人の計251人。お茶屋は121軒あります。芸妓・舞妓・お茶屋の努力で花街の文化を支え、そして、今、五つの花街が一体となり京都の伝統文化の一翼を担っております。皆さまからの支援金は、返礼品の製作・発送などにかかる経費、及びカード決済を含むクラウドファンディング手数料を引いた全額を五つの花街に分配します。その使い道は各花街に一任し、芸妓・舞妓への金銭的な支援のほか、それぞれの花街が直面している課題克服のために使ってもらうのがベストと考えています。
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花街の「花」を、未来にも咲かせるために
- これまでは「花街」を愛する人たちがお茶屋を訪ね、そして「をどり」に足を運んでいただけることで花街は守られていました。しかし、現在はそのどちらもが困難な状況にあることから、わたしたちはクラウドファンディングが最善の方法と考え、このプロジェクトを始めました。
「五花街」の芸妓・舞妓は、その伎芸はもとより、衣裳や装飾品、立ち居振る舞いや言葉遣い、そしておもてなしの心をすべて兼ね備え、世界に類なく、まさにかけがえのない存在です。この京都の「花」を未来にも咲かせ、花街の文化を未来に残すために、本プロジェクトの趣旨にぜひご賛同いただき、温かなご支援をたまわりますようお願い申しあげます。 -
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むすびに
- 京都の花街に再び活気が戻ってくるのがいつになるかは分かりません。
それでも芸妓・舞妓は「をどり」に向けて日々伎芸の研鑽を積み、世界の人々に誇れる姿・最高のおもてなしで皆様をお待ち申し上げたいと思います。 -
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髙橋英一 公益財団法人京都伝統伎芸振興財団理事長代行
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太田紀美 京都花街組合連合会会長(祇園甲部歌舞会総務)
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祇園甲部 美月(みつき)
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宮川町 千賀遥(ちかはる)
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先斗町 市結(いちゆう)
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上七軒 梅嘉(うめか)
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祇園東 雛佑(ひなゆう)
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【応援メッセージ】(五十音順)
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片岡仁左衛門(歌舞伎役者)
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笑福亭鶴瓶(落語家)
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周防正行(映画監督)
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仲代達矢(俳優)
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松本隆(作詞家)
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村田雄浩(俳優)
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