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100%達成の御礼と、引き続きのご支援のお願い
- 多数のご支援、誠にありがとうございます。
当初目標としておりました100万円の目標額に、1週間を経ずに到達することができましたこと心より御礼申し上げます。
目標額には到達いたしましたが、厄除チマキを皆さまに滞りなくお渡しするには、まだまだ多くの資金が必要です。
祇園祭前祭・山鉾巡行当日の7/17までクラウドファンディングを継続して実施させていただきます。
引き続き、ご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 -
- 一般社団法人厄除チマキ保存会の代表理事をしています松原常夫と申します。京都・祇園祭の放下鉾保存会に所属し、20年近く「厄除チマキ」の手配を担当しております。
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危機迫る「厄除チマキ」
- 約10年前からチマキの入手が難しくなり始めました。原因は、材料のチマキ笹の不足。鹿による食害や笹の花が咲くことによる不作等があげられ、一時、チマキの伝統が守れないおそれがありました。さらにここ数年は、チマキづくりの担い手が高齢化により減少の一途をたどり、再び危機が訪れています。
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機械化に試行錯誤
- 材料の入手はもちろんですが、担い手不足を何とか食い止めようと、3年ほど前から部分的な機械化によりチマキの伝統を守ろうと、プロジェクトを立ち上げました。
「厄除チマキ」は長軸のわらを芯にチマキ笹で包んで、イ草を巻き付けます。1本ずつ手作業で作り、それを10本まとめて「厄除チマキ」となります。作業そのものは簡単に見えるかもしれませんが、1枚1枚葉の大きさや形も違い、熟練の手業が求められ、慣れるまでにはかなりの時間を要します。 -
- その作業の一部だけでも機械化することで負担を軽減できないかと思い、検討を重ねてきました。昨年1月、工業用ミシンの製造を手がけるハムスと出会い、1年にわたって試行錯誤を繰り返しました。その結果、イ草を和紙の糸で代用し、巻き付ける工程を担う1号機が、ようやく完成しました。
- 今夏の祇園祭に向け、新たな担い手の育成と機械化の両輪で、「厄除チマキ」を製作中です。
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チマキの伝統を後世に
- 京都・祇園祭では、約20万本もの「厄除チマキ」が配られていると思われます。しかし、担い手不足等が原因で、毎年十分な数を用意することができていません。各山鉾町においても「厄除チマキ」の入手には、相当ご苦労されていると思われます。
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- このプロジェクトでは、一年を通じて、一部機械化による「厄除チマキ」を製作し、チマキの伝統を後世に、しっかりと継承していきます。今年の祇園祭では、放下鉾と橋弁慶山のチマキを用意するつもりですが、将来的には、他の山鉾にもご用意できることを目指しています。
また、拠点としている京都・山国地域の活性化にも、少しでもお役に立てればと思っています。 -
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集まった資金の使い道
- 機械化によるチマキづくりを掲げたものの、前例のないことですので、試行錯誤を繰り返しました。その結果、部分的には機械化のめどが立ちましたが、ベテランの担い手に比べると、作業時間は数倍かかります。
加えて、各山鉾からの要望をある程度満たすためには、数台の機械が必要となります。機械開発費用と複数台の機械を使用する資金として600万円以上が必要です。また、京北・山国地域での倉庫や作業場の賃貸費用もあります。自己資金ではまかないきれず、皆さまのお力をお貸しください。 -
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リターン品について
- ご支援いただいた金額に応じて返礼品をお送りいたします。
「保存会オリジナルの厄除チマキ」、「ミニチュア鉾」や「辻回しの竹製ストラップ」など、祇園祭に関連する返礼品をご用意いたしました。
「チマキ製作体験+橋弁慶山見学」は、放下鉾の町家にて機械を使った厄除チマキづくりをした後、後祭りに向け山建(やまたて)をすすめている橋弁慶山の見学ができる体験型の返礼品です。数が限られていますが貴重な経験ができる機会ですので、ぜひご検討ください。
※返礼品にはお礼状、当保存会オリジナルの「厄除チマキ」をお付けします。
※「お気持ちの支援」には厄除チマキは付いておりません。 -
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リスクとチャレンジ
- 現在、十数名の方々のご協力いただき、京北地域でチマキづくりを担っていただいています。しかし、地味な作業の繰り返しで、先行きの不安材料も多く、もっと協力者を増やす努力や作業効率を上げる仕組みを考えていかなければなりません。材料不足といった困難も避けられませんが、「厄除チマキ」の伝統を継承していくことと、地域の活性化のお手伝いを心がけ、とことん頑張っていく所存です。
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さいごに…
- 最後までお読みいただき、ありがとうございます。
祇園祭は私にとって、子どもの頃からの最高の楽しみです。しかし、山鉾の一つ、放下鉾の運営に携わり、継承していく難しさに直面しています。中でも、「厄除チマキ」をどのように維持・継承していくかは、祭りに関わるすべての人にとって、大きな課題となっています。
このクラウドファンディングによって、広く皆さまのお力をお借りして、1000年以上続く祭りの歴史、「厄除チマキ」の伝統を守り続けられるよう頑張る所存です。どうか、ご支援いただけますよう、よろしくお願いいたします。 -
賛同者メッセージ
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京北自治振興会 会長 田中章仁
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三若神輿会 会長 近藤浩史
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錦神輿会 会長 初田和久
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全国印章業経営者協会 代表幹事 小林彰男
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