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喜多郎と柴田一成から最後のお願いメッセージ (2021年10月11日午後2時)
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自己紹介
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- はじめまして、音楽家の喜多郎と申します。1970年代からシンセサイザーに魅了され、1985年ごろから主に米国を中心として音楽活動をし、その後も、ヨーロッパやアジアでコンサートを行ってきました。ゴールデングローブ賞(1994)やグラミー賞(2001)などを頂き、今は日本で制作活動を続けております。そんな中で、「音楽は宇宙とつながる波動」という考え方から京都大学花山天文台と深く交流させていただいております。
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挑戦したいこと
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- 「宇宙×音楽」の試みを花山天文台で実施して今年で10年目。コロナ禍のもとであっても、自宅でしっかり楽しんでいただけるようアーカイブ配信に挑戦します。さらに、定番となった「古事記と宇宙」上映ライブに加え、宇宙寺院としても注目される「醍醐寺」の僧侶のみなさんにも声明(しょうみょう)をお唱えいただくとともに、この日限りの「声明×喜多郎」の特別コラボも挑戦する予定です。この野外コンサートを通じて、「宇宙×音楽」に共感してくださる仲間を増やしていきたい、そう考えてクラウドファンディングに挑戦させていただきました。
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イベント概要
- 日時: 2021年10月16日(土) 18時40分~20時40分
場所: 京都市山科区北花山大峰町 京都大学花山天文台
共催: 京都大学大学院理学研究科附属天文台、一般財団法人花山宇宙文化財団
内容:
声明(総本山醍醐寺)
喜多郎ミニコンサート
音楽と宇宙映像の融合の試み「古事記と宇宙」(全編上映)喜多郎ライブ演奏
支援期限は、本クラウドファンディング全体については、10月15日23:59、パンフレットにお名前掲載については、9月19日お昼の12:00です。
期限時刻までに、申込手続きを完了くださいますようご注意ください。 -
今までの活動
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「古事記と宇宙」とは?
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- 私の楽曲「古事記」と最新の宇宙映像の融合により、天文学入門にもなる「宇宙×音楽」を試みた作品です。2015年に日本語版DVD、2016年に英語版DVDとして販売され、世界中で最新の宇宙映像を楽しんでいただけるようになりました。ここに出てくる画像や映像は単に美しいだけでなく、学問的重要性も考慮されておりますのでぜひ多くの方に見ていただきたい作品です。
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花山天文台との取組み
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- 2012年、古事記1300年&282年ぶりの金環日食という奇跡的なタイミングで私は花山天文台と出会いました。京大のグラウンドで8,000人の市民の方々と一緒に金環日食を観て、京大時計台で初めてのコンサートを開催しました。さらに同年11月に古事記のふるさと大和郡山市でも上演され、とても好評でした。翌2013年、花山天文台が京都市の「市民が残したい“京都を彩る建物や庭園”」として選定されたこともあり、それ以降毎年、花山天文台の存続を応援することを目的に「古事記と宇宙」上映ライブを主役とした「花山天文台応援・喜多郎野外コンサート」を開催しています。
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「アマチュア天文学の聖地」の危機
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- そんな花山天文台は、1929年の創設以来、太陽系や太陽観測で世界的な成果を生み出すだけでなく「アマチュア天文学の聖地」として、天文学の教育と普及にも、大きな役割を果たしてきました。屈折望遠鏡では日本で3番目に大きな45cm望遠鏡や、日本で1番大きな70cmシーロスタット鏡をもつ太陽分光望遠鏡などの歴史的設備が、いまでも観測実習や天体観望会で活躍しています。にもかかわらず、近年は建物や望遠鏡の老朽化が進み、国立大学の予算削減の影響もあり、存続の危機を迎えています。2020年にはその維持継続の為に、多くの方にクラウドファンディングを通じてご支援いただきました。
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喜多郎と柴田一成から最後のお願いメッセージ (2021年10月11日午後2時)
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目標金額
- 第1目標300万円
2021年10月16日に開催する「花山天文台応援・喜多郎野外コンサート『未来へ』」の費用に充てます。内訳は、舞台設営、共演者出演料、電源車、音響、照明、会場設営、オンライン配信、広報などです。
第2目標600万円
老朽化した設備の修繕や更新、野外掲示物、館内展示室の整備を始めとした花山天文台の維持継続のための費用として、京大天文台基金に寄附します。また、資金の一部を、飛騨・岡山天文台の活動にも寄附させていただきます。
なお、野外コンサートイベントのパンフレット制作や広報および今後の花山天文台維持運営に関する支援も含め、企業協賛も同時に募っております。 -
リターンについて
- 今年もコロナ禍が続いていますが、喜多郎さんに花山天文台に来ていただいて野外コンサートは実施します。ただし、視聴については、無観客・完全オンライン(コンサートの様子をアーカイブ配信)とします。
ご自宅でもお楽しみいただけるアーカイブ視聴権は、
・家族全員で楽しむことが出来る
・部屋を真っ暗にして視聴いただくと、より宇宙への没入感が高まり楽しい
・醍醐寺僧侶の皆さんの声明と喜多郎さんとのコラボはこの日限り
ですのでぜひお楽しみください。
配信期間: 2021年10月18日から10月31日
※配信期間中に繰り返し視聴いただけます。
さらに、DVD「古事記と宇宙」やその解説本をはじめとした様々なグッズとのセットもありますのでご検討ください。
また、早期のコロナ収束を祈念して来年のコンサート参加権とのセットもご用意しました。 -
リスクとチャレンジ
- コロナや天災などを含む社会的情勢の影響により、リターンの発送が遅れる可能性や、野外コンサートが開催できなくなる、または仕様が大きく変更されることがございますので、あらかじめご了承ください。台風などにより野外コンサートが開催できなかった場合には、スタジオからの配信を予定しております。各リターン詳細にリスクを表示しておりますので、ご確認ください。
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最後に
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喜多郎
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- 花山天文台は、京都の街に近く、とてもいい立地です。いい人たちがここを守ってきた歴史を感じます。私たちには、歴史からインスピレーションをもらえる、こういう場所を、子どもたちに残していく役割があると思います。
この花山天文台で、「宇宙×音楽」のコンサートイベントを継続的につくっていきたいと思います。音楽やアートを楽しみながら、宇宙や星に親しむことのできる場所として、花山天文台の素晴らしい自然環境や歴史的施設・望遠鏡を未来の子どもたちに残すために、みなさま、ぜひ応援してください。どうぞよろしくお願いいたします。 -
柴田一成
- 喜多郎さんは世界的に活躍するアーティストでありながら、いえ、だからこそなのかもしれませんが、ご縁あって花山天文台の窮状をお伝えした時、存続の意義を理解・共感してくださり、すぐに報酬なしのチャリティのコンサートを申し出てくださいました。以降、応援コンサートを毎年開き、宇宙映像コンテンツを含むDVD「古事記と宇宙」の編集にも全面的にご協力いただきました。「国宝級」のアーティストでありながら、気さくなお人柄で惜しげなくその才能と時間を花山天文台のために提供してくださっています。それでも自分ひとりだけでは足りない、もっとたくさんの人、たくさんのアーティストにも応援してもらおうと、このクラウドファンディングでも率先して旗を振ってくださっています。喜多郎さんの叱咤なき激励に応えられるよう、私たちも必死でがんばりますので、なにとぞ応援どうぞよろしくお願いいたします。
過去のコンサートでアンケートに寄せられた参加者の声を紹介します。
「映像と音楽がとてもすばらしかった。野外で月や星をみられたこと、虫の声もよかった」(2017年)
「曲が盛り上がった所で月が出てシンクロしたのに驚き、心が震えました。来年も来たいと思いました」(2017年)
「宇宙のすばらしさ、人間のすばらしさを改めて知りました。演奏後に空が晴れたのも感動的でした」(2017年)
「すばらしいコンサートと天文台でした。山科区に住んでいて、こんな近くに、こんな素晴らしい場所があることを知り、感動しました。次の世代に残したい」(2018年)
このように多くの市民の皆さまに愛されるコンサートを今後も続けていくために、ぜひご協力ください。 -
応援メッセージ
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ブライアン・メイさん(宇宙物理学者、「クイーン」ギタリスト)
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山極壽一さん(人類学者、総合地球環境学研究所所長、前京都大学総長)
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渡部潤一さん(天文学者、国立天文台副台長)
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マエキタミヤコさん(コピーライター、株式会社サステナ代表取締役)
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大野照文さん(古生物学者、京都大学総合博物館元館長、三重県総合博物館元館長、同 特別顧問、真宗高田派本山専修寺宝物館館長)
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竹宮惠子さん(漫画家、元京都精華大学学長)
- こんにちは。漫画家の竹宮惠子です。私が宇宙を舞台にしたSFマンガ『地球へ…』を連載したのは1977年からでしたが、そのきっかけとなったのは、アポロ計画のなりゆきをリアルタイムで見てきたことです。宇宙の広大無辺を自分の血の中にとり入れたい、と思いました。それは望遠鏡を覗いて星を観る、その価値を識ることから始まります。京都花山天文台はその最初の一歩を感じさせてくれる場所。あなたもその世界に足を踏み入れてみませんか?
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- 上の画像は、花山天文台支援を目的に竹宮先生が、「地球(テラ)へ…」の登場人物を花山天文台や望遠鏡に配してデザインされたものの一つです。これらの画像から作成したオリジナルポストカードをセットにしたリターンを追加しました。
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松本零士さん(漫画家)
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