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明治天皇の皇后、昭憲皇太后が着用した最も格式の高い正装ドレス「大礼服」。明治22(1889)年頃制作されたこのドレスは経年劣化による傷みが激しく、平成30(2018)年より中世日本研究所を中心に、修復プロジェクトが進められました。5年にわたる調査、修復を終え、令和6(2024)年4月、明治神宮ミュージアムで完了披露の展示が行われました。プロジェクトの締めくくりとして、国内外の専門家による研究・修復の過程を書籍にまとめ、昭憲皇太后をはじめ、往時の方々の大礼服に寄せる思いを伝え残したいと考えます。