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(1)はじめに
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~ 送り火が灯る8月16日、京の夜 ~
- 京都五山送り火を実行している、特定非営利活動法人大文字保存会、公益財団法人松ヶ崎立正会、船形萬燈籠保存会、左大文字保存会、鳥居形松明保存会で構成される、公益財団法人京都五山送り火連合会のプロジェクトをご覧いただきありがとうございます。
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- 今年も、この景色で御先祖をお送りしたい。
このプロジェクトは、送り火のない8月16日の京の夜を決して迎えること無く、
「今年の8月16日も、京都五山送り火を皆様と一緒に確実に執り行うこと」
を目的としてスタートしました。 -
- “絶やしてはならない”
これはコロナ下でも各山一灯点火で絶えることなく御先祖をお送りした、京都五山送り火行事を支える各山の保存会、並びに協賛してくださる関係各位の切なる願いです。
しかし、近年送り火を取り巻く環境は激変し、このままでは現状維持すら困難な状況となっています。 -
(2)これまでの活動
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~ 久遠の祈りを灯し続ける、京都五山送り火 ~
- 京都での送り火が歴史的史料に現れるのは15世紀以降のことです。そしておそらく、江戸時代中期には現在の「五山送り火」が成立していたであろうと言われています。 ただ、五つの送り火にはそれぞれ異なる由緒が伝承されており、起源とされる時期も平安時代初期、鎌倉時代末期、室町時代中期、江戸時代初期などさまざまです。
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- これまで私たちは、五山それぞれの独自性を損なうことなく、ご先祖様や祈り願ってくださる方々のために送り火の舞台を守り、繋いできました。具体的には、山の火床等の整備、支障木伐採、アカマツ松割木の調達・乾燥・保管、山の中腹にある火床までへの資材の運搬、担い手の育成、従事者や見物人の安全対策など多くの作業や取り組みが各送り火保存会と地域の人々によって続けられています。
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- 時代は巡り、送り火を取り巻く環境の移り変わりが一層激しさを増しています。そんな中でも私たちは過去、現在、未来にわたって、京都五山送り火を先祖供養の貴重な年中行事として永続できるよう日々努力を重ねています。
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(3)このプロジェクトについて
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~ このままでは「大切な人を想う火」が灯せなくなる ~
- しかし近年、山の自然環境から作業現場の安全、資材の確保、そして山を荒らす外的要因に至るまで、送り火を支える基盤そのものが揺らぎ始めています。 その影響は多岐にわたり、異常気象による作業環境の悪化、薪の確保の困難化、山中設備の老朽化、そして深刻化する獣害、さまざまな負担が重なり続けています。その影響は山だけにとどまらず、火を守ってきた人の力も、組織の体力も、自前の資金も……静かにすり減っています。このままでは、長い年月をかけて受け継いできた営みが途切れ、人知れず、いつかあの山に灯りがともらない夜が訪れてしまうかもしれません。
実際、現場ではこれまで想像もしなかったような困難が次々と起きています。 -
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激変する環境 ~ 雨ニモマケズ カミナリニモマケズ ~
- まず、異常気象の影響が深刻化しています。雨や雷の中でも準備作業、点火作業を進めなければならなくなっています。近年は、豪雨による土砂流出だけでなく、土砂崩れや地割れ、倒木が発生し、火床や作業道が崩壊・寸断されることもあります。急斜面には重機が入らないため、補修はすべて人力。スコップで土砂を掘り起こし、崩れた斜面を均し、何十キロもある倒木を引きずり出す――こうした重労働が毎年のように繰り返されています。資材費の高騰も重なり、負担は増える一方です。
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- また、気温の上昇によって山上の木々が過度に繁茂して業道の通行に支障をきたし、送り火の景観にも影響を与えるため、伐採にも多くの時間と労力が必要になっています。
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野生動物との共生 ~ 鹿は好き、だけど ~
- そして近年、シカによる獣害が急速に深刻化しています。 被害を防ぐために柵を設置して対策を行っていますが、柵のない山にはシカが入り込み、木の葉を食べ尽くしてしまうため木々が枯れ、山肌が露出しています。 木々の根が弱ることで、足元の地盤が崩れやすくなり、作業者が滑落する危険も高まっています。
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- 山そのものの維持にかかる手間と費用は、年々増える一方です。
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困難な資材確保 ~ アカマツは、どこに行った ~
- さらに今、送り火に欠かせない「松の薪」の確保がかつてないほど難しくなっています。松は成長が遅く、良質な薪になるまで何十年もかかりますが、近年は枯れや病害虫の被害が増え、かつて安定して採れていた薪木が十分に確保できなくなっています。送り火に松が必要なのは、ただの伝統だからではありません。松だけが生み出す、あの独特の赤い炎――ご先祖様を迎え、送り出すための“祈りの色”ともいえるその赤は、他の木では決して代わりになりません。松が不足すれば、送り火の炎は本来の力強さと色を失い、灯したくても灯せない日が訪れてしまいます。
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老朽化する設備 ~ もう運べません ~
- 加えて、山中の設備の老朽化も進んでいます。 とりわけ、薪や資材を急斜面へ運び上げるために欠かせない 運搬用ウィンチレール は、長年の風雨や地盤変動の影響で劣化が進み、安全に使用するための修繕・更新が急務となっています。 本来なら更新すべき時期を過ぎていますが、費用の問題で延命しながら使い続けている状態で、いつ停止してもおかしくありません。もし動かなくなれば、重い薪をすべて人力で担ぎ上げるしかなく、作業は一気に限界を超えてしまいます。
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- こうした複合的な課題が重なり、千年以上続いてきた送り火の伝統は、今まさに岐路に立たされています。
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どうか、この火を未来へつなぐために、皆さまのお力をお貸しください。
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- 送り火当日の鴨川の様子(写真提供:京都新聞社)
- 山の安全のみならず、注意案内や警備などで皆様の安全・安心も確保できるよう努めています。
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~ あなたの支援が、未来の灯火を守る力になります ~
- ご支援していただいた資金は送り火の維持・伝承のため大切に使わせていただきます。
・送り火実施に係る安全対策
・山の整備と保全管理
・松割木など資材の確保
・施設老朽化への対応
そして
・京都五山送り火と関連のあるお盆の行事の伝承や研修 - (下左)船形送り火後、西方寺で行われる六斎念仏(国の重要無形民俗文化財 / ユネスコ無形文化遺産)
(下中)妙山で実施中のアカマツ植林現地で実施した研修会
(下右)妙法送り火前夜、涌泉寺で行われる松ケ崎題目踊・さし踊(京都市無形民俗登録文化財) -
- 今回の目標金額は400万円です。上記の取り組みは達成の有無を問わず実行します。
より多くの支援をいただけることができれば、「大切な人を想う火」を未来へつなぎ、「伝統の灯火」を守り続ける上でこの上ない大きな支えとなります。 -
― ともに、未来へ灯しましょう ―
- 久遠より続いてきた祈りの火を、これからの世代にもつなげていくために。
どうか、あなたの力をお貸しください。
このクラウドファンディングをきっかけとして、ご縁の輪が広がりますように -
寄付控除について(税制優遇措置)
- 公益財団法人の当会に対するご寄付は、所得税法第78条第2項第3号に該当する寄付金控除、また、法人税法第37条第4項に該当する損金算入に関わる優遇措置をそれぞれ受けることができます。詳しくは国税庁のホームページをご覧下さるか、税務署にお問い合わせ下さい。
寄付金領収書は、税制上の優遇措置を受けるために確定申告に必要な証明書になりますので、大切に保管してください。 -
賛同者メッセージ
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京都五山送り火協賛会 会長 田中誠二
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- 京都四大行事の1つで、京のお盆の風物詩でもあります五山送り火は大文字、松ケ崎妙法、船形、左大文字、鳥居形の各保存会の緊密な連携と協力の下に、8月16日夜半に執り行われています。その執行団体であります京都五山送り火連合会は今年発足70年を迎え、その節目の年に公益財団法人化されました。この伝統行事を未来につないでいくために、私ども協賛会はこのたびのご英断にエールを送ります。
新に出発した京都五山送り火連合会とこの伝統行事を今後も継続していくために、皆様からの応援、支援を是非ともよろしくお願い申し上げます。 -
京都産業大学名誉教授(日本民俗学) 村上忠喜
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- 京都を代表する盆行事である「京都五山送り火」は、京都の市中を囲む三方の山々に灯される精霊送りの行事であります。それらを守り伝えてきたのは山麓地域の人々であるが、京都の町の人々も、この夜空に浮かぶ火の風流(ふりゅう)に呼応するように、自らの先祖を送り出すことを習わしとしてきました。つまり、京都のすべての人々にとっての盆行事と言えます。これだけの広い範囲で、それも祖先の霊の送り出しという私的なことを不特定多数の人々と共同で行うような行事は、歴史的に長い付き合いを続けてきた京都ならではのもので、他に類を見ません。
同行事の執行母体である5つの保存会は、お互い協力し、同行事を未来につないでいくため、70年前に連合会組織を設立され、本年、その公益性が認められ、公益財団法人化されました。
これからも京都の文化を象徴する重要な行事の永続的な保存継承を通じて、伝統文化の振興、民俗文化財の保護、観光京都の健全な発展に寄与されるものと大いに期待しております。
新たな出発の京都五山送り火連合会を、皆様も是非応援して下さい。





























